iPhone12が発表されるのではないかと期待された先日のAppleイベントですが、残念ながら今回の発表はありませんでした。

新しいiOSは例年通り公開されましたね。

 

iOS14

 

iOSのアップデートは、年1回メジャーアップデートがあり、その間を修正アップデートが数回つないでいく、というのが長年定着しています。

機種変更しなくても今までなかった機能が使えるようになったりするなど、ガラケー時代にはなかった要素がうれしいですよね。

 

一方で、メジャーアップデートは大きな変化を伴うことから、更新プログラム自体の問題で、アップデートした途端に「動きが悪くなった」、「本体が熱くなる」、「不便になった」など、不具合報告が噴出することも珍しくありません。

そのため、メジャーアップデート公開後すぐにアップデートすることを躊躇する方も多いと思います。

リスクを恐れず真っ先にアップデートする人を「人柱」なんて呼ばれたりもしています。（私もその1人）

 

さて、そんなiOS14に関する不具合？の1つ。

 

iOS14にしてからWi-Fiがつながらない!!切れまくる!!

 

という事例が多数出ているようです。

 

iOS14にはWi-Fi利用の安全性をより高めるために「プライベートアドレス」という設定が導入されました。

毎回Wi-FiをつなぐたびにMACアドレスをランダムに変更することで、他者から自身の機器を特定されないようにするというものです。

 

普段皆さんが使用しているWi-Fiルーターの機種によっては、「MACアドレス制限」という項目が存在します。

これは、指定した特定のMACアドレスからの接続だけ許可する、といったものです。

例えば自分のiPhoneのMACアドレスをルーターに記憶させて、そのiPhoneだけがWi-Fiを使用できるように制限するということです。

 

しかし、先に上げた「プライベートアドレス」の設定が有効になっていると、そのMACアドレスがコロコロ変わるため、ルーター側に記憶させているMACアドレスとの不整合が生じ、Wi-Fiにつながらないといった現象が起きてしまうのです。

 

ただ、MACアドレス制限の有無に関わらず、つながるけど切れやすくなったという報告も多いようで、これに関しても「プライベートアドレス」の設定をOFFにすると改善されていることが多いことから、当該設定が何らかの影響を及ぼしている可能性があるのかもしれません。

 

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そしてやっかいなのが、

 

 

iOS14では最初から「プライベートアドレス」がONにされている

 

 

 

ということ。まさに有難迷惑というやつです。

知らないと故障したって勘違いしちゃいますよね。

 

 

それでは「プライベートアドレス」の切り方です。

 

①Wi-Fi設定から、インフォメーションマーク（小文字のiを丸で囲ったマーク）をタップ

 

②「プライベートアドレス」のスイッチをオフに

 

③この画面で「再接続」をタップ。

 

④スイッチがオフになったら完了です。簡単でしょ？

 

 

尚、ここ数日でiOS14.0.1が公開されており、その中にWi-Fi接続できないことに関する修正も含まれているようですので、そちらも試す価値はあるかもしれません。

 

ということで、iOS14にしてからWi-Fi問題でお困りの方の参考になれば幸いです。

 

 

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